変わった症例が最近は少ない.
こちらは,あまり面白く無いが,基本的な知識を「地域医療の研修にきた2年目の初期研修医に教える」のが目的なので,基本的な知識を提供.
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症例1 90歳代 脳幹梗塞で転倒して外傷性SAH
廊下で転倒したと受診.顔面も打ったようで頭部CTを撮ると,正中部前頭葉に少量の外傷性SAHあり,大脳鎌に当たった脳表からのSAHであろう.
歩いて入室.ふらついたとのこと.年齢を考慮すればふらつくのも無理は無い.
初診時のCTで.橋の右がややlow で黒く見える.
翌日CTで外傷性SHAの拡大がない.
起き上がれるが,2日目の朝に構音障害があるような.
MRIを撮ると,橋の右側後方の穿通枝梗塞があると判明.
T2☆では,右前頭葉内側のSAHは拡大なし.
となると,抗血小板剤,脳保護剤の点滴.
橋の背側の梗塞なので,麻痺はない.
内側毛帯は梗塞に巻き込まれているので,しびれは訴えている.
それは解剖と症状があっている.
問題は,一人暮らしで,もとに戻れるかどうか.
症例2 70歳代 tPA 使用のその後
一回提示.
研修医のための脳外科カンファ 39回目 2019年7月9日2019年7月4日に,グーグルアドセンスから無効なクリックがあったとのことで,宣伝は8月3日までのりません.なんとなくスカスカなブログに...
diffusion/FLAIR mismatchについて説明した.
この人の場足は2時間半以内に開始になっている.
しかし,MCAの穿通枝領域,島回などの皮質枝などは最初から梗塞は完成していたので,そこはtPAでも,時すでに遅しである.
症例3 80歳代 脳挫傷
一回提示