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日本の都市分類とマルハビの考え方(私見)

melissamahon / Pixabay

日本の都市,中都市の分類

日本の都市は,いくつかに分類されている.管轄する「省」などによって定義が異なる.

1)三大都市圏:東京,大阪,名古屋を形成する都市.

2)札幌,仙台,広島,福岡 (さっせんひろふく:と呼ぶそうな)

3)地方中枢拠点都市
   上記以外で,人口20万人以上で,昼夜間人口比1以上.
   政令指定都市,中核市など61市があるような.

   政令指定都市はよくわかる.
イメージとしては,政令都市とあるいはその次のグループである.

   有名な市は,盛岡市,姫路市,倉敷市,福山市,北九州市,熊本市,宮崎市など.

4)中核市
   地方自治体法で「法定人口が20万人以上」
   これは,日本の大都市制度で1996年に施行されたもの.
   政令指定都市に準じた事務の範囲が移譲されている.
   福祉に関する事務に限られる.
   2018年4月1日現在54都市.
   中国地方では,2018年4月に最も人口が少ない鳥取市が入った.
他は松江,倉敷,福山,呉,下関市.
   四国は,高松,松山,高知市.
これらは県庁所在地としての条件.徳島市は入っていない.

5)地方中心都市(人口6-7万以上,大体10万人前後):
  これは,「中心」の定義がその単語を使う施設,人で変わる.
  岡山県なら津山市が入る.総社市,玉野市までか.

6)最後が地方中小都市(人口5万未満):
 自分が今,住んでいるのがこの都市.
すでに多くの市がこれに当てはまる.
人口5万人前後:笠岡市
人口4万人代:井原,赤磐市,真庭市
人口3万人代:高梁,新見,備前,瀬戸内,浅口市
  それ以下:美作市  

岡山県には15市10町2村状態,
自分が生活しているのは,自宅が岡山市,職場が真庭市,

  そこで,もとにもどって,マルチハビテーション(マルハビ)の定義は,
あるものでは,「人口30万人以上の都市から,田舎にもう一つの拠点を持つこと.」となっている.
田舎といっても,東京から高松,広島,福岡などに単身赴任したひとなどは,
マルハビとは言わない.
ということで,似て非なる物がいくつかある.
「週末別荘」などが,東京から金曜日の晩に房総半島のセカンドハウスにいき,日曜日の夜に都心のマンションに帰るファミリーなどのライフスタイル.
これは違う.マルハビとは少しことなる.

あまりの僻地に,大都会のヒトが時間的に週のうちの2日程度移動しても,
不便さが先にたって,楽しくもなんともない.
コンビニまで20 kmなどは,生活自体が成り立たない.
観光地に家族で旅行にいくのとは違う.
そこでも生活ができることが大事.

本当は,次の条件を満たすのがマルハビの一番正しい定義と考えている.
1)居住地が,30万人以上の都市と地方中小都市以下の2カ所にあること.
2)2カ所で働いて,2カ所で居住している.
3)時に出張で別の地点にいくのではなく,週のうち何日かずつ生活している.

が一番正しいと考えている.
週末のみ,息抜きに郊外に住むヒトは,違う.それは仕事をしていないから.
また田舎サイドに実家というか自宅があって,都市部の職場にアパートもう一つの拠点があるのも,逆の意味でマルハビであろう.
2005年ぐらいには,ブームになっていたが,その後どうなったのか?
大きな流れを生み出すことが可能なのは「ネット環境が整った」こと.
ネット,wifiにつながりさえすれば,都会の真ん中でも,周囲が山と川だけのところでも,
得られる情報の質は同じである.
これで,マルハビではなく,ノマドワーカーが生まれてきた.
しかし,実業というか,物を作ったり,病院みたいに人間自体がいないと成り立たない産業では,ノマドワーカーという発想が生まれない.
働きかた改革はどうなったのか?

空家対策になるのか??
自分も完全なマルハビになるには,週末の1日は,もう一カ所で働かないとだめであろう.
まあ,オンコールが常にあるので,岡山市の自宅にいても,病院からの電話はいつでも入る.

 

 

 

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