3月16日（火）「さしみ」を食べに行った．自分はノドグロの刺身がおいしい．さらに，その店の穴子が非常においしかった．
3月19日（金）本当に,皆，こちらの考えていること，頭の中のことがわかっていない．
「脳ドック」を受けたいが，当院は，人間ドックのオプションに脳ドックがはいっており，胃カメラとか別の検査をいっぱいしないと，「脳ドック」の検査に到達しない．他の病院では「健診」「人間ドック」はどこでもやっている．「脳」だけが心配なヒトには，二度手間になる．人間ドックの検査を飛ばして，「脳血管，脳機能」に特化した検査をしたい人のために，「脳単独ドック」を作りたかった．若い職員の書いた，病院のチラシの「元原稿」を読ましてもらうと，脳卒中のことを主に書いてある．今の県北，高齢者たちのメインの心配事，経済問題は認知症であるが，若いひとには「遠い未来」に思えるだろう．メインの関心事は「子育て」であろう．こちらの意図は１）人間ドックなしに脳ドックが受けられる．２）脳卒中と認知症に焦点をあてた検査を行う．の2点である．自分も少し前までは漠然としていた絵柄というか計画が具体化したのは，「認知症専門医」を受けようと決めてから．
この日は，9時から14時まで外来の時間がかかった．MRIを希望のヒトがいるため,途中で待ち時間ができる．その間に，病棟の回診，親族に説明．それも今はコロナ禍なので，外来の空いた部屋で家族にだけ画像を見せて説明．15時から16時までは会議．その後，病院の次月のチラシの原稿確認，その後，医療安全の人と相談．
「病院で呼吸をしている間，全部，話をしている印象」
いつもの自分のセリフの「自分は，この舌が動く限り，仕事を続ける」という状態を地で行った一日．
3月20日（土）この日は，帰る途中に釣り屋さんによって，日野川の年券を購入した．写真をはってもらって6000円払ったが，まだ一度も行っていない．
21（日）お休み．この日は休憩＋お勉強．朝の曇りの中で，自宅前のサクラを撮ってみた．久しぶりに写真を撮った．まだまださきかけ．
サクラ並木の中で一本だけの白いサクラ．
3月2４日（水）ぐらいから，急に忙しくなった．外来の前に1名，慢性硬膜下血腫の手術．11時からだったか．その後外来．
3月25日（木）この日は，11時から検査をいれていた．岡大からの若い先生にも手伝ってもらおうと11時からの外来は止めていた．それが緊急手術に変更．
11時入室で両側慢性硬膜下血腫を手術．その日のうちに，もう一人慢性硬膜下血腫がフォローアップ中に増悪．
個人的に大変だったのは，16時から散髪の予約をしていたので，急いで説明してまわって，なんとか散髪にも間に合った．良かった．岡山市まで帰らないといけないので大変．もう夜には，試験勉強をする余力はなし．
3月26日（金）朝自宅（岡山市）の前をみると，サクラは5分咲き．今年はサクラが咲くのが早い．朝，自宅（岡山市）から真庭へ車で出勤．12時15分から，もう一つ慢性硬膜下血腫の手術．水木金で3名，4個の慢性硬膜下血腫を手術した．ばたついた．一息ついた．さらに外来．もう十分です．
3月27日（土）外来で大変，そこから入院．疲れたが，なんとか真庭ベースキャンプ（アパートの別称）に帰って休憩．とにかく横になることが大事．
3月28日（日）朝，前日入院のヒトのMRIを撮って，飲酒後の転倒で脳挫傷のヒトがそれぞれ入院していた．対応．一旦帰って．休憩．
17時半から副当直．
3月29日（月）この日は，外来やって，雑用した記憶しかない．
3月30日（火）入院していた患者さんの脳挫傷が大きくなって，緊急手術になった．久しぶりの全麻での開頭血腫除去術．肩関節周囲炎で右肩が痛い．カロナールを1回1000mg飲みながらの手術も限界の印象．これも大学からの若い先生が頑張ってやってくれた．自分は横からアドバイス．
「年取ったと，さらに実感」
人生の「長く楽しい下り坂」はいつから楽しめるのか？
大学からの若い先生は1年間で次の病院へ異動．又，次の若い先生が4月から手伝いに来てくれる．彼らがいないと，自分は生きていけないと毎日感謝しています．
3月31日（水）あっという間に3月も終わり，自分の考えた「脳だけの脳ドック」のため，外来の時間を変更しないと行けなくなった．なんか次から次へと変わる．
水曜日に「脳だけドック」を入れるので，外来時間が変則になった．
3月最後は，手術ラッシュで，3月は手術7件もした．内容はたいしたことはないが，開頭血腫除去術を2例やったのは，まあ良かったかも．
空いた時間は，全部,4月18日の試験勉強ばかり．慢性のストレスで気分が「ざらついている」印象．
まあ，頭位変換性めまい，左上肢の皮膚感染，肩関節周囲炎もだいぶ治ってきて，3月からは調子も上がるとおもっていたが，「月に叢雲，花に風」と言う感じ．
あっという間に，サクラの季節も過ぎてしまった．
