「偽警察詐欺」
ほとんど同じ内容がすでにネットにあったので、あげておく。
今の今、大流行である。

特殊詐欺 サトウカズオ

4月○日の日曜日の昼に、080-9375-5967から電話、NTTを名乗る若い男性からであなたの名前で、2025年8月23日にこの電話番号で契約がされている。
「阪急西宮ガーデンズ店」で作られている。
そして、あなたの番号は? これこれですか?と聞かれた。当然自分の携帯にかかってきたので、それはあっている。
これは導入部分。いわば アイスブレイクとして話しやすくするためのもの。
そこから本題へ。
実は、犯罪事件、金融犯罪で、200億円の詐欺にあなたの名前のPaypay銀行の口座が使われている。すでに電話が混線したりしている。これだけでも本当は詐欺電話とわかるらしい。
ということで、兵庫県警から個人情報の漏洩などで、取り調べがはいるとのこと。
管理番号は885510、他に3項目記憶してもらって今から、取り調べが入ります。
そして、なんと「ライン電話」09042291299の人が「令和7刑(わ)01」
という形で、兵庫県警のマークがちゃんと着いているライン電話をしてきた。

よくできています。ロゴも兵庫県警の本物です。

取り調べなので、家族などに聞かれても困るので、車でコンビニなどの駐車場に行ってください。とのこと。この「一人でコンビニの駐車場にいくこと」を何回も強調する。「家族にも聞かれては、どこから情報がもれるかもしれないので注意を」とのこと。
そして典型的な警察の格好をして警察手帳をみせて、「古川 誠」と名前をいれてきた。
ビデオ電話である。しかし携帯番号のライン電話なのはなぜか聞くと、兵庫県警の
「警電」ですと軽くスルーした。
これは典型的な「偽警官パターン」に当てはまる。
「これは取り調べなので、怪しい動きや、何かを隠すような仕草をしたら、あなたに不利になります」とのこと。
なかなか手厳しい。

自分が半信半疑だったのは、自分は大昔西宮に住んでいたこと。27年以上前になるが、
後で、調べたら「NTT阪急西宮ガーデンズ店」は確かに存在はしていた。
まあ、話を聞いた。
そこででてきたのが、「先週、もと銀行員のサトウカズオを詐欺でつかまえた」
「元銀行員の知識と技術で投資話でお金を集めている。現在調査中であるが、警察の中にも仲間がいるいかもしれないので、これは秘密にしてほしい。もちろん家族にもこの調査に関しては秘密にしてほしい」と念押し。後でネットでみたら、同じ名前の犯人がいたので、同じグループなのだろうと納得。
その中に、あなたの名義のPayPay銀行の口座を200万円で購入して、そこに3000万円
はいって、すぐに他の銀行に振り込まれて、最後に、ひとつの口座からひきおとされていた。あなたの口座で被害にあったのが12名。ある人はなんとかかんとか、またある人はなんとかかんとかだまし取られたなど、いくつも「お涙頂戴」の話をきかせてもらった。自分には関係ないので、そういう話は聞かなくて良いですととめると、怒る。

自分は、PayPay銀行があることも知らなかったと答えた。
そもそもPayPayは一度も使ったことがないとこたえた。

捜査令状と財産の差押えをこれからおこない、取り調べをすすめると話をする。
そうなると、仕事にもいけなくなる。240日間拘留されて家族ともあえない。
実は「サトウカズオ」に20名の写真をみせてみると、あなたのことを知っている。
と答えているとのこと。いま、被疑者として調べている。
240日間も拘束されたら、こちらの仕事はどうするつもり、それに対する保証はあるのか質問するが、それには返答なし。

車も何に乗っているか?質問、しょぼい自分の車を答えた。
年収は? 去年非常勤になって1000万円は下がったよと実情をはなしてあげた。

酒、タバコ、ギャンブル、競馬、パチンコなどはするか?
全部しないと返答。酒なんか飲んでいたたら夜中の呼び出しで困ると説明。
仕事は何時から何時まで?「朝の8時前から19時まで。今日もいま論文を書いていたところ。」
家族構成も聞かれた。
どれもこれも、金がない。

いつも仲のよい一緒にいる友達はいるか?「いません。」と即答。

こちらから質問、2025年8月23日に携帯電話を作ったとして、その後、
PayPay銀行の口座を作ったのか、それから3000万円を口座に振り込ませたということか? 「いつ、自分の名義が取られたのか?」不明。
まあ、カードがなくなったことなどない。

外国のシーインとかテムは使ってないか? 全く使ったことがないと返答。
いろいろ聞かれた。まずは信憑性をあげるのでしょう。

「ところでこの会話は、よしみ検事も聞いているので、捜査令状と財産の差押えの令状を今すぐ発行する前に、金の流れだけでも調べて、無関係なら、あなたは被害者になるので、それが出来るかどうかを今から聞いてみます。」とのこと。
しばらくすると「取り締まりにも協力的なので、令状は発行せずにいまから金の動きを調べます。それで問題なければ、取り調べは終了です」と、優しい話。

「そうです。とり調べの本題ですが、あなたの口座を介してPayPay銀行の口座にお金が入っている可能性がある。その動きをしらべて、一切関係がないことが分かれば、あなたは被疑者から被害者にかわる。」

そろそろ本題
「お札の番号の3個の役割を知っていますか?。ひとつは偽造防止。もう一つは紙幣の管理、もう一つは流通の追跡です。」
そちらに、振り込まれた紙幣が、詐欺に使われた銀行へ回ったかどうかは紙幣の番号と一致しているかどうかを確認する。そのためには金融庁で調べてもらわないといけない。」

使っている口座は何々あるのか、カードと手帳を準備してほしいとのこと。自分のメインの銀行その1はネットバンキングなので手帳はないよ。と話をした。
その後、2月からの病院の給料のための新しい銀行口座その2はあるが、2か月分の給料しか振り込まれていないですよと説明。他はもともとの銀行3は給料は振り込まれているが、この15年間以上、自分のカードでお金を下ろしたことはない。全部妻が管理している。
自分はいくらあって、どのようにおろすかなどは一切不明と話をした。
その銀行3にはICチップはついてますか? 「古いカードなので付いてないです」
「それでは、お金の流れをこれから調べます。」
要は、自分の口座からそのペイペイ銀行に振り込まれているかどうかを調べるとのこと。
まず、銀行その1とその2のお金をひとつにしてください。
「そう言われても、その2の新しい口座からアプリを使って動かしたことがないよ」
ひとつの銀行の口座の振り込まれた紙幣の番号と犯罪に使われた札の番号を合わすのは
20分ぐらいかかります。」とのこと。それでは別々にしてくださいと要求。

まずは、その1のネットバンキングから「GMOあおぞら銀行の法務2?支店」の
口座番号1129???に振り込んでくださいとのこと。調べ終わったら返却することのこと。自分は「日曜日なので自分の銀行からは振り込めません」と説明をした。
それでは明日、また10時に電話をします。「これはマネーロンダリングの調査、取り調べなので、ネットで調べたり家族に話したりは絶対にしないでください」との念押し。
15分ぐらいして、また電話。次は「UFJ銀行」の口座番号129???で名義は「一瀬綾音」の口座なら振り込めますか???とライン電話が入った。要は、GMOあおぞら銀行がネット銀行なので、そうでない銀行の名前を言ってきたとのいうこと。
金融庁が、そんな個人名義の口座などを使うはずがないのはわかっていた。

長い長い、お話の結論は、個人口座にお金を「振り込ます」というお話。
そのための餌巻き。
偽警官もそれなりに脅してみたり、詳しく説明してみたり結構な役者でした。

そこで、漸くこちらも、「ほんとに警察ですか?」と聞いてみた。
すると「なにかあなたは隠しているのですか?」などとまだ警察官風に怒っている。
「全くなにも隠してないですよ。全く。あなたに隠す必要はなにもない。」と説明すると、
ライン電話が切れてしまった。

勉強になった。個人情報は大分抜かれていると判明。
その後に、すぐに#9110に電話して本当の警察に経過を報告したが、
個人情報は大分知られている。いまのいま、お金を取られることはないが、
御家族にも注意喚起をとのこと。

今回の作り込んだ偽警官のお話は、彼らの考えているりっぱなところ。
1)これは警察の取り調べなので、一人のところに車で移動を、家族にも聞かれないように。で本人のみ孤立させる。
2)ラインのビデオ動画で、これは取り調べなので、怪しげな動きがあれば、そちらに不利になりますよと脅す。
3)これは詐欺事件なので、仲間がどれだけいるか調べているので警察内でも仲間が居る可能性があるので、警察にも問い合わせはしないように。
また結果がわかるまで家族にもいわず、ネットなどでも調べないように暴力団の復讐のやり口などはわかっていると思いますがなどなど結構、「警察小説」みたいなストーリーを作る。
要は、
マインドコントロールしたいのであろう。

ダメなところ、取り調べで、
1)警察が、ライン電話を使うことは絶対ない。あなたは被疑者など教えたら、本当の被疑者は逃げてしまう。その時点でこちらは大丈夫かと心配していた。しかも、そのライン電話番号が携帯の番号がでている。それを聞くと、県警の警電ですとあっさり自信ありげに答えたが、それが最初にかかってきた携帯の番号と同じなので、その時点で、もうこちらは萎えている。それなりに勉強はしている印象。

2)お金の移動を調べるのに、金融庁で調べてもらうという時に、個人名義の口座、ましてやネットバンク口座などが使われることはない。そこにもう一歩で振り込ませられると思って、そこまでに2時間をかけている。その努力はすごい。
日曜日の午後で、退屈でもあったので全容が知りたかったので最後まで付き合ったが、
最初の西宮に住んでいたことが偶然引っかかったのが、心配のもとでもあった。

一般的な注意点:
1)電話で容疑がかかっている、被疑者であるなどを警察は言わない。
2)SNS 特にライン電話は使わない。
3)警察手帳などもライン電話などで見せない。
4)ビデオ通話で取り調べをすることはない。
5)金銭をアプリで他の口座に移動、振り込みさせたりはしない。:これが最終目的、今回も紙幣の番号を調べるのに20分かかって、口座に戻ると説明をしていた。実際は、個人口座に振り込まれたことを確認して、ミッションコンプリートで、すぐにトンズラするつもりだったのだろう。

よくわかったので、一応、今の世界中のトレンドなので、あげておいた。
「個人情報は本当によく抜かれている。」のが実情。
一番、間違い無いのは、携帯電話の番号からの電話はでないことが一番。
これだけ話をしたので、次の詐欺グループからもかかってくる可能性は残っている。
なかなか迫真の演技だった。

次のパターンは、偽警察官が直接、玄関口に来るというものらしい。
しばらくこの、「偽警官シリーズ」は形を変え、ストーリーを変えて、
続いていきそう。
どうも、日本だけでなく世界中に広がっている。
「ひな形」は世界中おなじよう。アメリカでもYou Tuberが会話をしているものがアップされている。世界は狭くなったと実感。