医療関係

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2017年9月13日あたりの記事です.

期間限定,医師会雑誌の雑文依頼.
以前の文章から引っ張ってきた.

そして,以下が記事の文章.
もとの記事からは,削除しました.

地域の医師会からの依頼がきて,県北小都市に来て1年経過したので,
なにか書いてくださいと依頼が来た.

後は,下書きに落とします.

文章の書き方は,砂時計型という形式
○○と書いておいて,howeverあるいはthereforeでまた別の△△を書いていくタイプのものです.そうなると二つのテーマを書けます.

学生のレポートなどは,大体そんな形です.

医学論文とはまた違います.

以下が,その文章,医師会の許可は得ていないので,
載せて良いか不明ですが,書いたのは私自身です.
この時のタイトルが,今のブログの元ネタです.

タイトル:YOUは何しに真庭へ?
○○病院   ××科      ○○ □□
皆様はじめまして.平成28年10月から○○病院で楽しく働いています.
急激な変化でしたが,運命の乱流はいつも渦巻くと思っています.
今までも,私の思惑など関係なしに人事の綾で突然に○阪に転勤したり,
□知の救命救急センターでヘリコプターに乗ったりしました.
環境にあわせ脳外科,救急,脳卒中専門医と
個人的関心から頭痛学会指導医,産業医を取りました.
一般的な脳外科疾患はもちろん,交通事故後の脳脊髄液減少症,
胸郭出口症候群,線維筋痛症など頻度の少ない疾患も
沢山診させていただきました.
先日,県南主要都市市内からの紹介患者さんから
「なぜ,こんな田舎に逃げたんですか?
(人口の多い地域で私のように苦しんでいる多くの患者を助けるのが
職務ではないのか? )」と表面的な言葉だけを聞くと,
地元の人が立腹するような質問を受けました.
私の答えは
「患者さんのために他の医師がほとんど診ない疾患を
,(かつての私の様にメインの仕事もやりながら,
吐血しても徹夜が続いても耐えて)診てくれる医師が
出てきてくれたら喜ばしいですね(そのような医
師は,自分のまわりには一人もみたことが無いので,
どうでしょうか).」でした.
断れない立場だったからとは言え,
隙間産業のような疾患を診させていただいたことは,
自分の医師人生に,良し悪しは別にして
「深みと色をつけた」印象です.
学会発表もその当時は年間11回とか行い,
毎回新ネタに困ることはありませんでした.
数年前は,裁判所に「専門の医師」の意見を聞きたいと
3回呼ばれました.
今は自分が診てきた疾患も一般的なものとして認知されて
いるので,それなりに貢献したと思っています.
こちらでは多くの高齢者にあわせて,低侵襲の神経内視鏡手術,
認知症関連疾患診療,脳ドックなどに力をいれています.
「医療は地域に,医学は世界に」で毎日を過ごしています.
また,週に2,3日は県南主要市の自宅に帰ります.
県南主要都市内を土日に歩いていても,以前とは異なり,
まわりの景色が明るく輝いて開放感を感じます.
その理由は
「今,診療している患者さんやその家族に偶然にも会わないし,
以前の患者さんに遭遇しても挨拶だけで済む.
前の職場の人達の顔もどんどん忘れていっているので,
感覚的には誰にも見られていない様な,アウェイならで
はの群衆の中の開放感」からとわかりました.
高速道路利用で自宅から75 km離れると,
全く別の文化圏になります.
私はじめ先祖は○○県で,海岸がすぐそこの「海の民」ですが,
こちらは自分にとっては
初めての「山のヒト」達の文化で,いつも感性の違いを感じます.
ところで, ストレスが大きくなればなるほど,
その解消方法も激烈で手が込んだ金もかかる
大がかりなものになります.
そのためか自分は「趣味の人」の側面が突出しています.
学生時代からフライフィッシングをしていました.
米国留学時代は,カリブ海にもカナダにも行き,
近年は北海道で開催の学会は必ず発表して,
その後に有休をもらいガイドさんを雇って,
道東,知床半島へは,ほぼ毎年釣行していました.
沖縄,パラオ,明石,○○の××湾などでの
ボートでの海のフライフィッシングも楽しいです.
県南主要都市の自宅から車で12分の△□湾の
ナイトシーバスは19時半からボートを出してもらい,
深夜まで遊べるので,
唯一の空いた時間の有効利用で適度の気晴らしになります.
ここ数年は,春になると※川ダムの
バックウォーター部まで来ていました.
尺を超えるアマゴがドライフライで釣れるエリアは
あまりなく貴重な場所でした.
その際,少し上流の方にみえるのが○○病院でした.
こちらに来た大きな理由です.
今年8月には,☆山の日本海側の漁協も放流もない独立河川
にフライフィッシングに行き,
意外と近くだったので,自分は「リゾート地」
で働いていると実感しています.
学生時代からの趣味が,この年になって職場
近くで花開くとは夢にも思いませんでした.
まだまだ行けていない場所が目白押しで,
来年以降も楽しみです.

他の趣味では,20年ぐらい前に○阪の病院で
「あなたの話術では,まだ○阪では通用しない」と言われ,
宴会用に手品を導入しました.
手術も手品も道具,勉強,練習が大事で,
段々大がかりになるなど奥が深く共通点が多いです.
それなら手術のほうが得られる喜びは大きいとわかり,
手を引き気味です.
しかし宴会に呼ばれても,堂々と参加できるのは心強い?です.
また,今年になり月に2回バドミントンを
‐‐総合体育館でしています.
大学生時代に部活でしていたので違和感なく参加でき,
すぐに足が攣りますが楽しいです.
最新の趣味の一つは昨年4月に防塵防滴のミラーレス一眼を購入して,
景色や釣った魚を撮っています.
2年前,屈斜路湖で釣りをしている時,
まわりの景色が綺麗なことに突然,気づきました.
以前パラオに行った時に,嫁さんから
「あなたは,サカナをみて海をみない」と言われたことがあり,
その真意を悟った瞬間でした.
○○病院では病院旅行があり,
自分だけではまず行くことのない観光地に行けるので,
写真撮影もできて楽しいです.
また趣味の世界でご一緒させていただく方々とは,
職業や年齢,社会的地位などとは一切関係なく,
話も弾むし時間を忘れます.仕事も趣味も充実しており,
このような環境で働けることに日々,感謝しています.
これからもよろしく御願いいたします.

という文章でした.

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