脳ドック学会の施設認定
2018年4月20日に脳ドック学会から封筒が来た.
昨年の年末から,準備をしていた.去年の6月の脳ドック学会にも出席して,
どんな施設が,脳ドック学会に認定されて,どんな施設が不合格になるかのガイドラインの説明があった.
不合格になるところは,
1)認知機能検査をしていないところ.
2)頚部血管超音波検査をしていないところ
3)対面の結果説明をしていないといころ
などであった.
自分は,それまでの病院で毎週金曜日に6名脳ドックをしていた.
岡山県では最初の年には3つの病院が脳ドック学会から施設認可された.
自分は施設認定された時に,その一つで働いていた.
2016年10月から,今の真庭の病院で働き出した.
1年間働いてみて,脳ドックの数は,月,木,金に各1名のみ.
多くても週に3名.自分の1日分もない.年間110名ぐらいであった.
聞いてみると,頚部エコーは外来,病棟では,行っていた.
ということで頚部エコーも2017年4月から導入.
そして,無料で配られる認知機能テストのCADi2というIpadでできるものも導入.
これは3分もあれば出来る.
そんなこんなで,脳ドックの料金は上がったが,施設認定の基準は満たしました.
そして,2017年11月末の締め切りに資料をそろえて提出した.
書類の不備があれば,1月,2月には指摘をしてくることになっていた.
連絡も無いし,どうなったかと思っていたら4月20日に封筒がきた.
中をみると,「認定」と書いてある.
一瞬,喜んだ.「皆さんのおかげです」と健診部門にも説明に行った.
これから,毎年,データの報告などの義務がある.
まずは,真庭の医療水準を少し上げることに貢献しました.
早速,新ネタがなくて困っている真庭イキイキテレビ(地域のケーブルテレビ)への
出演依頼が来ました.20分の番組である.
個人的な脳ドックへの思いと感想:以前の病院では,月から木までは「脳ドック担当医のセミリタイヤ医師」がしてくれていた.残りの金曜日に,残りの脳外科5名で分担してするのではなく,私一人がしていた.
外来も自分は他の5名と同様にしていた.要は,自分だけが仕事が多かったことになる.
それも救急の代表も自分がしてである.仕事の不均衡があった.
また遙か昔の1998年にその当時働いていた病院で,上司が脳ドックを作った.
それで,自分は,父親のつとめていた銀行に行き,交渉をして受診をしてもらった.
最初の日の受診者から脳動脈瘤がみつかり,次の受診者にも脳動脈瘤があり多大な効果をあげて,いまでもそこの銀行からは感謝されている.自分には脳ドックの神様がついていて,「あなたがするように」と言われている気がする.
そのような自分が,岡山県北最初の施設認定病院にまでもって行ったのだから,当然と言えば当然かも.