1)高齢化社会、高齢社会、超高齢化社会、超高齢社会
もう高齢化の話題は陳腐すぎて、日常日本人全員が知っているルーチンワークみたいになっている。特にその中の認知症、年金が課題の中心。
健康などは途中で維持できなくなるのは、高齢者が増えたので誰でも認める既成の事実となって、あまり話題にならない。医療保険でカバーできないから介護保険ができて、それでもカバーできないからどうすると言うことから第三の手段がないので、年金を減らしてそちらに回すかなどになっていきそう。ネタとしてはもう古い。

2)少子化
次の話題は少子化。高齢化と同じような背景だが、結婚年齢自体が高齢化している。まず、一人前になるのに年数がかかる。子供を養育するだけの稼ぎを得られるまでに時間がかかる。なんとか結婚しても、子供を育てるのは大変である。これは物価が上がって、自分たちの生活が大変という状況。さらに子育てには1000万円から2000万円かかるなどがわかってきてから、「夫婦たちの自分たちの生活が大変、長生きする親の介護も大変なのに、子供を持つのは無理です」となっている。そもそも女性の初産の平均年齢が32才という現実。それまで働いていた女性は子育てにまわると一気に家庭の経済問題が噴出する。女性も働く時代。がんばって働いていて気がついたら35才などはざら。そこから婚活するとなると子供はどうかという問題が直面する。一人産めたら万々歳という状態からの結婚となる。よって少子化はさらに進む。一人生まれるごとに年間100万円ずつ渡すぐらいの援助がないと無理であろう。高齢化、労働力低下、生産力低下、他のアジアの人口増加国に追いつかれ、追い抜かれつつある経済状態なら新規の収入源が無い限りは生活は厳しくなる。「子供を持つのは贅沢」という事実。少子化に対しての対策が中学までは医療費が無料などあるが、子供が健康でも日常生活を維持することが困難なので、「無理スジ」となってしまう。確かポーランドかどこか独裁政治の頃に「子供は5人以上産むこと」を国が強制した時代があった。大量に子供が生まれたが産業が発達していなかったので、なかなか教育、職業など恵まれなかった歴史的な事実がある。イランイラク紛争の時も「子供を増やそう」というキャッチフレーズがあったが、実際は、増えだしたのは戦争が終わって一時的ながら平和な時代がきてからと統計がでている。子供が増える条件は、「結婚年齢が男女ともに若いこと。国が平和であること。産業が発展している最中であること。収入が十分あること」など何層にもクリアしないといけない壁がある。要は子供が増えると言う結果には、経済状態だけでなく社会自体の安定など複雑な要因があるので、出生時だけ30万円とかのレベルでは、今の大きな流れは変わらない。子供を持つことは贅沢品を持つことと同レベルの話題になっている。地方自治体、市町村レベルの「子育て支援」などは、子供の遠足にお菓子代を少し足してあげた程度のものである。とにかく、車を買わない若い人というのと同じような状況になっている。

3)非婚の増加問題
物価高騰、人件費高騰の上に、給料そのままの現状。次の話題は「非婚増加」である。今はこちらがホットな話題。結婚も経済力がないとできないのは事実。給料据え置き、昇給も見込めない。子供ができたりしたら切り詰めたらなんとかなるというレベルを超えて相対的な貧乏になっている。要は、「一人で生活するのもやっと」という経済的な状況になっている。社会の複雑さもあり、結婚への強制力もないとなると、自分の生活だけで精一杯なのにどうして結婚するという選択肢を選ぶのかがわからなくなる。まだ、土地、家、家族制度などの古い考え方、文化があるが徐々に形骸化しつつある。しかしそれは大きな時代の流れのことであって「自分個人」は今の給料では趣味のことなどにカネと時間を使う方が楽でもあるし、それ以上は望めない現実がある。これは日本だけの問題ではなく世界中に共通した問題。要は35才ぐらいになると仕事は責任をもたされて、私生活はワークの中に巻き込まれてしまう。コンビニも発達したのは、それらの状況に合わせたというか時流に乗ったから。
非婚化は今後もしばらくは進む。
1992年にバブルがはじけるころの女性が結婚に望む条件というアンケートがあった。高身長、高額歴、高収入などであったのは皆が覚えている。その後に「恋人に望む条件」があった。「イケメン」「話がおもしろい」「使えるお金が多い」「たのしいところに連れて行ってくれる」などが並んだ。そのときに結婚相手として夫に望む条件が別にあった。1位は「健康なこと」2位は「仕事をまじめにしていること」が出てきていて「恋人」と「夫」は違うとはっきり分かれていた。2025年になると夫に望む条件は「高収入」「若い」が上位にでてきた。この「若い」というのは時代のトレンドで、日本全体が若い人であふれていた時代にはなかった条件である。少子化となって良い物件?は早くに結婚してしまうので、「残り物」を男女がお互いに探す時代が来ている。生活が苦しいので、女性は男性の経済力を当てにしている。しかし、婚活している女性も30才台はあたりまえ、40才台も大勢となると、「自分より若い」こと「最低は600万円の年収」「家事もこなしてほしい」などの条件が並ぶ。女性はいったい何を自分は提供できるのかがさっぱりわからない状態のヒトが増えている。これでは結婚自体が「するだけ損」になるので、男性は今まで一人暮らしだったので、それを続ける方が「まし」となる。また男性も、妻に求める条件が「安い家政婦募集」みたいな条件ばかり挙げているので、女性側が「なんで、年寄りの介護が近い年齢に安い金で面倒をみないといけないのか」などと思ってしまう。要は「条件が合わない」時代になっった。

4)全部がつながっている。
皆が高齢化して、経済力もなくなって収益も相対的に減って、結婚しても子供どころか、そもそも結婚するのも無理スジになっているのが日本の今の現状というところ。自分が2025年問題などといっていた時代は、医療従事者にとっては、高齢化する日本人をいかに元気な状態に維持できるかが課題だった。身体の健康は動物実験などでも研究はできても、認知症はなかなか研究できなかった。それでこの2,3年ようやく認知症にも対応しだした。超高齢の日本人でも次のターゲットは「生産者側に戻せるか」であろう。「若者の仕事を取る窓際族」になるのではなく、新しい産業に組み込めるかであろう。
産業の活発化がないかぎり、収入は増えない。それがないと人件費高騰、物価高、生活苦への負の連鎖が起きる。そうなると少子化、非婚化は当然の帰結である。
子供ひとりうまれたらその夫婦に毎年100万円ずつあげる。2人目が生まれたらさらに100万円あげる。2人生まれたら税引きで年間200万円増収となれば、子供もそだてられるであろう。そのための原資を見つけるためには産業の活性化である。それは、縮小均衡の医療界みたいな患者の現状維持が目標の医学レベルではダメである。SF小説などで、いつの間にやら人間が老化しない状態になるというものがあった。その代償として子供ができないというものとセットである。
今の日本は中途半端なSF小説に近い。長生きはするが健康は損なわれる。高齢者は生活できるだけの生産力がない、AI,機械が食料を増産してくれたりはしない。一生懸命、遺伝子操作で牛肉を作ったりしているが、すべての食品を今の5倍以上の速度で安価に生産できないと食料にも困る時代がきている。そうすればスーパーの食べ物も値上がりという状況からは脱出できる。すでに4000年前のエジプト文化は解明が困難なほどに資料もなくなっている。滅んだ文化はたくさんある。近くなら僻地の数百年続いた祭りが無くなったり、どんなものだったかは村の古老に聞き取りしてデータに残すぐらいである。無くなっていく文化はたくさんある、昭和45年に「お歯黒」にしている実際の女性の動画がのこっていて、それ以降、本格的な、本物のお歯黒をしている日常生活での女性の動画は見つかっていない。要は日本の数十年の文化は変わって行ってる最中という印象である。
戦国時代の平均年齢は40-50才であったからこそ、女性が12才、15才で結婚していたのもある意味、当然である。人生の前半、寿命の30%の年齢で結婚するのなら平均寿命が86才なら単純に計算して、26才ぐらいで女性は結婚ということになる。その年齢層の女性を日本は経済活動にまわした。その結果、今の状況になった。大きな歴史の流れなので、次にくる発展をまっている状態に近いと思う。非婚化は時代の流れである。あらがうヒト達はいるが、大きな人類の歴史の中では当然の結果であろうと思っている。村のお祭りが維持できないのも、結婚できない男女が増えたのも歴史の必然という印象を受けている。