脳外研修医カンファ

研修医のための脳外科カンファ 41回目 2019年7月23日

症例1 80才代 脳挫傷 大きくなっている.

抗血小板剤を内服している方.
2 m ほど転落して,「左下肢の単麻痺」で救急搬送された.
普通に会話もできる.腰椎脊柱管狭窄症もあるので腰の病変?
大腿骨転子部骨折? まずは骨折を調べてとしているうちに,
段々話がかみ合わなくなってきた.
急激に左上下肢麻痺となった.
頭を打ったと言う情報はなかったが,脳CTを撮ると,右前頭葉外側の脳挫傷,前頭葉先端は両側の脳挫傷と判明.
しかも皮下血腫も結構,全体に大きい.
頭を打ったのは間違いない.
ちょうど,週末の夜なので,高次センターへ搬送になった.
その人が,1ヶ月半で,帰院.
CTをみると,翌日には脳挫傷が3倍の直径になっている.
手術適応の有無はどうなのか,難しかったかも.

症例2 50才代 もやもや病 脳梗塞後の症候性てんかん

発症して20年近く,年月が経過.最近,症候性てんかんがコントロール出来なくなってきた症例.
これは,なかなか,面倒なことになる.

良く聞く話は,長期コントロールはデパケンはなかなか困難.
新しい薬に変更になることが多い.
デパケンは漸減.併用されていたエクセグランは増量.
しかし,イーケプラでは易怒性がでてしまい中止.
フィコンパにして,最小量の時は発作を防げず,徐々に増量.
しかし,増量すると半減期が105時間もある薬にもかかわらす,内服したら,すぐ寝入ってしまい困る.
次は,どうするかと言う話.
とにかく,新しくとなるとラミクタール,ビムパットになるか.
それは切り札として置いておいて,マイスタンを使うか.
しかし,最近の発作のパターンは複雑部分発作のようなのでガイドラインなら,テグレトールになるであろう.
難治性になっていっている症例.

症例3 30才代 外傷性脳脊髄液減少症
スライドも説明

これは,MRミエログラフィー単独であっさり診断がついて,点滴2週間で画像も症状も改善.
研修医の先生には,自分の検査法などを見せて説明.

 

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