人間,社会人,家庭人,地域人,医師としてのセカンドライフ

学会専門医人生 その1

若いときは,専門医は一つの目標だった.
一つだけなら,たいしたことはない.
それが今では4個も維持しないと行けなくなった.
それぞれ,必要にかられてなんとか取った.
更新が必要なものなら,産業医もある.
自分は最初から「自分はB級」なにをやらせても,ある程度は出来るが,
「B級」であると思っていた.

時代の流れに流されていた印象.

年老いた今,自分の医師人生最後の専門医を取ろうとしている.
合い言葉というかスローガンというか,
「自分が認知症になるか,認知症の専門医になるか,どちらが速いか」という感じ.
申請がめんどくさい.こんなにめんどくさいかったか?
自分が別の専門医を取ったのが,かれこれ12年前である.
2009年の夏に受けた.
その頃も,集中力が落ちてきたような印象だった.

今回は激落ち.
両肩関節周囲炎,頭位変換性めまいで右に身体が傾いていく.
テキスト,問題集をみていても,老眼が進んでよく見えない.
ダイソーで,100円の老眼鏡を幾つか購入.
2021年は「自分の身体を大事に」をモットーとしながら,進めて行きたい.
身体を大事にしないと,勉強自体ができなくなる.
今の専門医試験は,まず,症例を提出するところが一番,めんどくさい.

ところで,専門医は,単純に英訳してspecialistではない.
日本語のスペシャリストはあることの「達人」と言う感じ.
「学会認定資格」とは異なる.
以前,「自分で自分のことをスペシャリストと呼ぶヒトで,スペシャリストだったヒトをあまり見たことがない.」と内視鏡の達人から聞いたことがある.

医師のいう「専門医」は学会の専門医試験に合格したヒトの意味である.
「学会が保証した」でも良いが,
英文は各学会が色々と記載している.
「Board certified 〇〇」などが一般的.

最近は,「日本専門医機構」が出来て,
「学会認定」と「専門医機構認定」の専門医がある.
要は,それぞれの基準があり,めんどくさくなったというのが実情.
学会認定のほうが「学会に参加」を重視するのは当然.
「日本専門医機構」の認定専門医は,共通講習,領域講習を聞かないといけない.それは学会の合間,合間にあるので,それを聞かないと行けないのなら,聞きに行きたい講演を我慢するということが現実に起きかけていた.
「感染」「倫理」「医療安全」の3項目が必須である.
脳外科と救急で,別々に上記を聞かないといけないのであるが,
2020年はweb開催になって,ホントにラクに聞けて助かった.
時間があるときに聞けるのは,田舎に引きこもった自分に有利に働いてくれた.

他に,学会認定だけで,「日本専門医機構」は認定していない専門医もある.おそらく,「頭痛学会専門医,指導医」は認定されていない印象.
これは「地方会」があることが,学会認定の専門医を大きくだせるかどうかの基準ときいたことがある.

今日も一日,ボチボチとやっていこう.
脳外科で夜中に手術したり,救急でヘリコプター乗ったりの
身体を使った医療から,高齢者の認知症,てんかんなどに関与して,
患者さんと共に老いて行こう.

「共に老いる」で「共老」社会をささえていこう!!!

それこそが,「生き延びる医師」であろう.
ダーウィンも言っている.
It is not the strongest of the species that survive nor the most intelligent that survives,
It is the one that is the most adaptable to change.

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