何とか,できた.
しかし,「丸々の新ネタ」は,78回目になると出ないと判明.
なんか,マンネリの感じもあり,どうしたものか.
症例1 60歳台 stroke in evolution
この人は,血圧が高すぎた.平常時に240ぐらい.
それで,右上下肢不全麻痺,結局,左前大脳動脈の閉塞.
これも前に プレゼンした.
症例2 60歳台 動脈源性脳塞栓
Af (-) アブレーションしたところ.
それで抗凝固剤は内服中.
それでも,脳梗塞になったのはなぜか?
これは途中.
症例3 70歳台,亜急性硬膜下血腫
年末にこけたとのこと.
本人は,年始めにもこけたと発言.
硬膜下血腫はhighの部分があるが,lowの部分もある.しかし被膜がない.
慢性硬膜下血腫の場合,被膜があり,その下にはくも膜下腔がある.
研修医の先生向きの情報としては,
急性硬膜下血腫は出血して3日以内.慢性硬膜下血腫は3週間以上経過したもの.
その間の期間,要は4日目から3週間までの間の血腫を「亜急性」硬膜下血腫とよぶ.
穿頭洗浄術をしても,硬膜の下に被膜は認めなかった.まだ被膜が形成されていない時期ということ.CTでも急性,亜急性は脳表に密着して血腫がある.
ということで,まだ溶けていない部分は残ったままである.
しかし,今までの亜急性硬膜下血腫は,ある程度残っても,以外と早く吸収されたヒトが多い.
もう一度,穿頭術が必要な印象.
症例4 10歳台 海馬硬化 若年性ミオクローヌスてんかん
これも,症例提示した.
MRIでの10才台の脳画像,
それとめまいが続く先週に撮った自分の画像と
脳ドックの66才のヒトの画像を比べてみた.
さすがに脳自身を比べると,10才台の脳はギュウギュウ詰めである.
シルビウス裂も全く隙間がない.
66才となると,両側前頭葉が多少萎縮がある.
自分の脳は,その中間.前頭葉はギュウギュウ詰め.
しかし側頭葉との隙間は,それなりに空いている.脳外科はシルビウス裂を開ける手術が多いので,そこに目がいく.
さらにMRA(MR脳血管撮影)を比べると,10才台のヒトの血管はまっすぐである.
頚部の血管も蛇行していない.
66才のヒトは,頚動脈の分岐部の狭窄はないが,全体に蛇行している.
自分のMRA(MR脳血管撮影)はその中間.
要は,「蛇行しているMRA(MR脳血管撮影)画像は,動脈硬化,加齢のサイン」であることは納得した.