人間,社会人,家庭人,地域人,医師としてのセカンドライフ

55才から60才が医師人生の転換期でしょう.

一般的な医師の1st キャリア

これは,多くの医師,学会がガイドラインを作っている.
臨床一筋なら,医師になって7-10年で最初の専門医をとる.
研究をするなら,それまでに数年研究をする.
どちらにしても,10年ぐらいで最初の専門医をとる.

次は,しばらく,専門医として働く.
医師になって15年もすれば,専門的な手術,手技,知識が身につく.

そして,中堅として,しばらく一定の実力で働く.
その間に10年ぐらい経過して,医師になって20年,
44才ぐらいになる.早いヒトは部長になる.大体が医長か科長程度.
また開業を志すヒトもでる.
基本的に,サブスペシャリティが広がっていく.

そこで,次のキャリアを形成する医師もでる.
メインの専門医の他に,サブスペの小さな,しかし大事な専門医も順番に取る.
50才を超える.
さらに次はどうする?となる.
多くのオオヤケの病院は60才が定年退職.
診療部長とかさらに病院全体の中の要職に就く.

55才ぐらいで,院長,副院長などになる.

ここら辺で大きく今までと異なることが起きる.
組織の若返り,本人の体力低下,次のヒトに挑戦の機会を与えるべく,
最前線からの一歩後退.手術もメインのオペレーターから,
バックアップで後方支援へ.
そして,2年もすれば後輩の医師も一人前に.
それは,自分がなったと同じ経過.
後は,病院全体のマネージャーになったり,経営陣の1名になったり.
ということで,そこまで行くのに55-60才である.

自分も,そこまで来ました.
自分のキャリアに関しては省略.

それぞれのシニア医師の2nd キャリア

自分の知っている医師は,ほんとに医師それぞれと思われる.
まったく専門医の資格がひとつだけと言う55-65才の医師を,自分は知らない.
また開業医は,自分の同期には,ほとんど居ないので,わからない.

2016年10月から地方小都市の病院で働き出して,大きく変わったことは,
1)手術をしなくなった.患者の絶対数が少ない.
2)高齢者の患者が多くなった.
である.
そして,大きな時代の流れがある.それは,
3)大病院の院長,あるいは教授になっても引退はくるそれが60, 63, 65歳ぐらいにくる.一つの頂点を極めた人は,もう終わりでは無く,さらに働く時代.
それが60歳からにしたら15年は働く.
それは,医師の最初のキャリアからしたら,研修医からはじめて専門医をとって一人前になる期間と同じ.
要は,医師のセカンドキャリアは,医師の最初の頂点を極めて一人前になるまでの期間と同じ.
と言うことで,自分が地方の小都市に来て医師キャリアを続けるには,
いくつかのパターンがあると思う.
しない方が良いのは,(1)頑張って最初のキャリア,要は外科なら70歳になっても手術を続けること.これは肉体的にも無理がかかるし,次の世代が育たない.自分にもスタッフにも良くない.高齢の医師がたくさんある中では60歳はまだ若いと言うのは間違った考え方.
別の考え方は,他の病院の院長や,名誉院長などの形で異動すること.これは,大学教授から関連病院の院長は良くある話.これは既定路線で皆が納得していることがある.しかしそれは一定の「立場,地位の異動」であって,病院経営の話などで,「医師としての毎日の仕事」とは別の話.厚労省の方針にあわせて,病院の経営.あるいは医師会の会長,副会長などになるのも,同じ理屈である.臨床医としてにセカンドキャリアではない.社会的な立場としての仕事の話なので,「目の前の患者の為に働く」ことに関しては別の問題.社会的な地位なら年を取って,上がっていくこともいくらでもあるだろうし,70歳ぐらいで褒章をいただいたりする医師も出てくる.国立大学の学長なら勲二等までもらえる.勲一等はさらに上である.自分が焦点を当てているのは,そのような社会的なお話ではない.

これは,セカンドキャリアの本にたくさん書いてある.立場の違いの話ではない.

社会的に必要とされる医師活動を続けるということは,60歳以降,どうするかと言うお話.
救命救急センター長なら次はどうするか? いつまでもヘリに乗って,徹夜で急患をみて,さらに手術をするというのは無理である.高齢の白髪混じりの医師がそこまでやっても,「患者,患者の家族など」は,「こんなおじいさんの先生に診てもらって大丈夫だろうか」と思うであろう.油の乗り切った若い医師にみてほしいと思い出しはじめる時がくる.

 

 

自分の選んだ2nd キャリア

 

ということで,75才まで働くとして,後17年間.
自分は,高齢者の多い地域に来た.
また,神経系の医者が全くいない地域に来た.

今までの専門医は,脳外科,救急,脳卒中,頭痛学会であった.
役に立っているのは,外来では頭痛学会の指導医のほう.
これからの高齢者は,「頭痛」「認知症」「てんかん」が,主な疾患.

ということで,自分は「頭痛学会指導医」はすでにあるので,
「てんかん学会」「認知症学会」には入会した.
今後は,この二つの専門医を取ることを目標にしよう.
てんかん学会は,2018年7月1日に入会した.
これは,評議員1名か正会員2名の推薦のサインが必要.
これは中四国の1名が前病院で働いていたので,書類を6月末に送ったら,月末には署名した書類がこちらに届き,それを学会に郵送.
その返事もあっという間に来て,学会の2018年の会費を払って終了.

認知症学会は,2016年10月に入会.こちらは申請のみ.
2018年は10月に札幌で学会があるので,出席予定.

それで,自分が認知症になって,てんかん発作がおきたら,
医師の仕事人生はおわりにしよう.

ということで,セカンドキャリアの設定も済んだので,
後は,毎日邁進しよう.

 

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